歴史、知識+科学的な根拠=わかりやすいしワクワク読める『すばらしい医学』
医学の歴史や知識だけでなく、科学的な根拠に基づいた人体の仕組みを分かりやすい言葉で解説している点が魅力的。オーディオブックでワクワクしながら聴くことができた。
もう20年以上前だが、医薬品卸の営業担当者として、薬に関する知識を少しだけ持っていた私にとって、薬がどのように作られ、効果を発揮するのかという科学的な根拠は、非常に興味深いものだった。特に、MRSA、輸液、抗生物質に関する記述は、以前の経験と結びつき、深く理解することができた。
刊行順としては前作にあたる「すばらしい人体――あなたの体をめぐる知的冒険」もぜひ読んでみたいと思っている。
これで数えることができるのか?(笑)それでもハマる『かぞえうたのほん』
言葉のリズムが、規則正しくないのに魅力的。
なんと言ったら良いのか分からないけれど、脈絡のないモノや人が必然と突発がランダムにでてくることに衝撃。
コージズキンの絵との相性が良い。というか、コージズキンが書きそうな言葉だし。
今回、岸田衿子作品は初めてと思ったが、実は知らない間に読んでいた作品(「かばくん」や「はろるどとむらさきのくれよん」)かあって驚いた。「かばくん」(こどものころ読んだ記憶あり。内容忘れてるけど^^;
好きな作家の一人である、長新太とタッグを組まれている作品も多くあるようなので、これからハマって行きそうな匂いがする。
強い意志を持つことが世界を変えて行く『世界を変えた100人の女の子の物語』
こういう本に出会うと、今まで知ることのなかった、あるいは知っていても名前だけという人物の成してきたことや生きざまがわかるので、若い子にはとても良い刺激になるのかなと思う。
一方、紹介されている人物のことを、多少知っていると、「この人物の描写はこれで良いのか」と疑問に思うこともあり。
例えばこの本に載っているオノ・ヨーコ。
彼女のパフォーマンス・アートや平和運動としての側面にスポットを当てると、魅力的に映るけれど、ジョンのパートナーとして、その束縛の仕方は、本当によかったのかという疑問もあり・・・
もちろん、人間はいろんな側面を持っているので、この本の言う「ポジティブストーリー」では、別の側面を伝える必要はないのかもしれないけどね。
この本を読んで、興味が湧いた人物について、もっと知ろうとしたときに、少なからず気持ちの矛盾を感じる場面があるのかなと、余計なお世話である想像をしたのであった。
| 著者 | エレナ・ファヴィッリ、 フランチェスカ・カヴァッロ |
| 書籍名 | 世界を変えた100人の女の子の物語 |
| ジャンル | ノンフィクション・伝記 |
| 発行年 | 2018年 |
はかなさ?生命力?『桜』
読み友さんの読了本から気になった本をセレクト。
タイトルどおり「桜」だけの写真集。
桜というとはかない印象を持ってしまうが、この写真集を観たときには、はかなさよりも生命力のようなものを感じてしまった。
人によって受け取り方はマチマチだろうし、また、観るタイミングによっても違うのだろうけどね。
今まで蜷川実花さんの作品にたくさん触れてきたわけではないけれど、この方独特のニュアンスが感じ取れる気もした。
また別の機会に観てみよう。
生み出したキャラのふるさとを守る『ピーターラビットのふるさとをまもりたい ビアトリクス・ポターものがたり』
先日読んだビアトリクス・ポターの絵本を図書館に返却に行って、またポターに関する絵本を見つけたので読んでみた。
先日のものより、ピーターラビットを生み出してから後のこと、つまり湖水地方の自然を守ることについても描かれており、大変興味深く読むことができた。
絵のタッチも素晴らしく、ポターの守ろうとしたものが美しく柔らかく描かれていると感じた。
ポターの人生にますます興味が湧いてきた。おっと、その前にピーターラビットを読まなければ。
| 著者 | 作:リンダ・エロビッツ・マーシャル, 絵:イラリア・アービナティ |
| 書籍名 | ピーターラビットのふるさとをまもりたい ビアトリクス・ポターものがたり |
| ジャンル | 絵本 |
| 発行年 | 2020年 |
ダイブがいつもより多い?(笑)『さんざんまたせてごめんなさい』
スズキコージズキンの絵に意味を求める必要はないと思っているが、あまりにも展開が唐突でドギマギする(笑)
結局、何を待たせていたのだろう。アラジンのランプ?
ゾンドさんは、おおおとこから落ちたところがらくだの上で良かったが、コブとコブの間だったので、さぞ痛かったであろう。
動物や人がいつもにも増してダイブしているような気がした(笑)
この本を読む前に荒井良二の絵本を見た後だったので、同じカラフルな絵でもタッチやトーンでずいぶんと受ける印象が違うなと思った。
両者ともに大好きなのだけれどね。
子どもに寄せなくても想像は膨らむ『うそつきのつき』
内田麟太郎、荒井良二という私の好きな作家さんのコラボ。
シュールな内容の中に、遊び心があるコトバと絵が、読み聞かせを行う大人たちニヤッとさせるのだろうか。
最後がまた更に大人のココロをドキッとさせる。
だからといって子どもたちもしっかり楽しめそうな内容。ラクダがラクするところなどは、子どもたちもしっかりツッコんでくれそうなおもしろさ。
こういう本に出会うと、変に子どもに寄せなくても十分におもしろく、子どもたちは子どもたちなりに解釈して膨らますのだろうなと思えてくる。
自分の”幕引き”を考えてしまう『平場の月』
50代。人生100年時代とはいえ、残りの人生をどうしても意識してしまい、そこに何か新しいものを見出すことが難しいと感じてしまう年代(ではないかと思う)二人の恋愛。
恋愛といえるのかどうかもわからないが、できるなら誰かがそばにいてほしいという気持ちもわかるし、まかせっきりにもできないという気持ちもわかる。
ゆっくりと成就していくのかと思ったら、あっけない人生の幕引き。
自分はどんな幕引きが待っているのだろうと考えさせられる話だった。
100年後に今の衣装はどう映るのか『100年前の写真で見る 世界の民族衣装』
読み友さんの読まれた本から、気になった本をセレクト。
100年前だと、まだまだ地域の文化が色濃く残っていたのだろう。
今では一部形式的に残っているものを除いて、日本で日常的に着物を着ていることは稀だろう。
もちろん生活にあった機能性ということが求められて、世界的に似たものになっていくのは仕方のないことなのだろう。
それをわかったうえで着ることを楽しめればいいな。
100年後の未来では、今の服装はどのように語られ、見られていくのだろうか。
| 著者 | ナショナル ジオグラフィック |
| 書籍名 | 100年前の写真で見る 世界の民族衣装 |
| ジャンル | 文化 |
| 発行年 | 2013年 |
