革新はソリッドでファジーな音色とともに来た『ギター・マガジン 2023年1月号 (特集:ビートルズ『Revolver』)』
やっぱり読み始めると止まらないよビートルズ!
ギター・マガジンならではの、ギター中心という視点で書かれている内容は、とても興味深い。
今回はアルバム『リボルバー』の特集。革新的なサウンドで形成されながら、曲自体の素晴らしさも活きているということで、しばしばビートルズの最高傑作と言われることもある。個人的にもこのアルバムが一番好き。
ファズ・ギターの本格的な使用、逆回転で再生させたときに、ちゃんとしたメロディになるように弾いたフレーズ、もちろん冒頭から聴こえる超刺激的でインド的なワンコードソロなど、全体的にソリッドな音色がより刺激的に聴こえる本作。
これら一曲ずつギターを中心に解説されていることが、とっても嬉しい本。ギター弾きじゃなくても、ここから広がったロックの可能性について知りたい人にオススメ。
| 著者 | ギター・マガジン編集部 |
| 書籍名 | ギター・マガジン 2023年1月号 (特集:ビートルズ『Revolver』) |
| ジャンル | ロック |
| 発行年 | 2022年 |
歴史、知識+科学的な根拠=わかりやすいしワクワク読める『すばらしい医学』
医学の歴史や知識だけでなく、科学的な根拠に基づいた人体の仕組みを分かりやすい言葉で解説している点が魅力的。オーディオブックでワクワクしながら聴くことができた。
もう20年以上前だが、医薬品卸の営業担当者として、薬に関する知識を少しだけ持っていた私にとって、薬がどのように作られ、効果を発揮するのかという科学的な根拠は、非常に興味深いものだった。特に、MRSA、輸液、抗生物質に関する記述は、以前の経験と結びつき、深く理解することができた。
刊行順としては前作にあたる「すばらしい人体――あなたの体をめぐる知的冒険」もぜひ読んでみたいと思っている。
ポップという言葉こそふさわしい『ミュシャ展 マルチアーティストの先駆者』

2023年9~10月にひろしま美術館で開催された「ミュシャ展 マルチアーティストの先駆者」の図録。
アール・ヌーヴォーの代表的なアーティストであり、また、現代に通じるポップなポスター、女性像を描くという上っ面の認識だけしかなかったけれど、この展示会でさまざまな魅力を発見することができた。
特に素描が素晴らしく見入ってしまった。
美術館の特別展に行くと、ついつい図録を購入するので出費がかさんでしまうが、何度も見返し思い出せるし、見識も深まるので良いわ。



正確に伝えるということ『校閲至極』
オーディオブック。校閲という仕事の大変さと労力がわかる本。とても興味深く聴くことができた。
言葉は生き物なので、時代や使う人によって、変わってくるものだとは思うけれど、事実は発信するメディアとしては、「現在」の正確な文字や言葉で伝えることはとても重要だと思う。
自分に置き換えてみると、大きなメディアではないが、お客様の情報などをメルマガやWebページで伝える仕事に携わっているので、大変共感できる内容だった。
今後、AIが担っていくような仕事になる気がしなくもないが、どうなのだろう。
| 著者 | 毎日新聞校閲センター |
| 書籍名 | 校閲至極 |
| ジャンル | 教育 |
| 発行年 | 2023年 |
